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2009年2月

2009年2月28日 (土)

人づくりモノづくり

NO-175

話す力 (27)

活かす言葉と殺す言葉 (4)

殺す言葉は「止め言葉」 ①

「止め言葉」というものがありますが、これは相手を殺す言葉です。

部下が懸命に考えて、提案してきているのに、「そんなことは分かっているよ」と言って退けると、それは止め言葉になって、その部下は今後提案をしなくなります。

このような場合、「君の提案はすでにわかっているのだが、ここの部分は少し新しいアイデアがふくまれているので、一緒になって考えてみよう」と言ってあげれば、その部下は、その提案をさらに掘り下げて考えていくようになります。

部下の提案に対して「それは分かっている」「それは以前に行ったが、うまくいかなかったよ」「それをする予算がないからだめだよ」「それをするには人がいないからできないよ」と言うようなものはすべて止め言葉になって、部下を殺してしまうのです。

君の提案を生かす方法を一緒になって考えてみよう、という姿勢が上司になければなりません。

2009年2月27日 (金)

人づくりモノづくり

NO-174

話す力 (26)

かす言葉と殺す言葉 (3)

活かす言葉は「褒め言葉」 ③

指導方法として有名な言葉は、戦時中の山本五十六海軍大将が言った言葉があります。

それは「まず自分がやってみせること、そして言って聞かせて、次に相手にやらせてみせること、そして結果を褒めてやること」でなければ、人というものは動かない、というものです。褒めてやることは大変効果があるのです。

古い話ですが長く受け継がれているのは、それだけ的を得た話であるということです。

怒ることと叱ることは全く異なるものであり、怒るのは感情をぶつけているだけです。叱るというのは文字通り七回口にすることです。

相手に対して愛情や思いやりの心がなければ、七回も口にすることはできません。一般的には、叱るよりも怒っていることが多いのです。

記憶に残りませんが、叱られたのは受け取り方で、プラス思考で受け止めると、激励など褒められたのと同じ効果が生じるように思います。

「挨拶力」の所で述べましたが、言葉に愛情や温かみを感じるものが活かす言葉になりますが、それは相手に対すて、いつも思いやりを持っていなければ出てこないものです。

2009年2月26日 (木)

人づくりモノづくり

NO-173

話す力 (25)

活かす言葉と殺す言葉 (2)

活かす言葉は「褒め言葉」 ②

他人から欠点や問題を指摘されると、気分が良いものではありません。しかし、思想の高い人は、自分から欠点を指摘してください、と申しいれるもので、そのような人は欠点を指摘されると喜びます。

そのような人は指摘された欠点を改めて自分を成長させ、思想を高める心を持っています。

私の水泳指導も、いきなり欠点を指摘して教えようとすれば、必ず拒否反応が出て、習おうとしません。

自分の泳ぎにプライドを待っていて、欠点を指摘されるとプライドが許さないのです。そのような人は上達しません。

いくら欠点がある人でも、最初は褒めてあげることです。たくさん欠点がある人でも、よく観察すれば、褒めてあげることはたくさんあるんのです。

「良く頑張っていますね」「馬力がありますね」というように、水泳の技法以外のことでもよいところを見つけて、褒めてあげると、指導を受け入れようとする姿勢に変わります。

全て受け入れる側の姿勢が問題です。仕事でも品質クレームが来ると心配ばかりが先走りますが、クレームは品質を良くするための情報だと思えば、有難いものなのです。

2009年2月25日 (水)

人づくりモノづくり

NO-172

話す力 (24)

活かす言葉と殺す言葉 (1)

活かす言葉は「褒め言葉」 ①

人を教育する場合、相手の欠点や失敗を取り上げて、それを正す教育方法もあります。

欠点や失敗を取り上げている人は、相手に対して教育しようとする、熱意から出た言葉を発していることと思います。

しかし、人間は感情の動物ですから、欠点や失敗を表面に出され指摘されると、心にしこりが残ります。

「素直に聞くことから始める」で述べたように、欠点や問題を指摘された直後は、気分の良いものではありませんが、相撲の九重親方(元横綱千代の富士)が言ったように、「一寸まてよ」と思って、考えなおすことが必要です。

「生かす言葉は、欠点や問題を否認しないで、それを事実として是認した上で、さらに前進させるための、生かす言葉を使わなければなりません。

効果的な方法は褒めることで、それが生かす言葉になるのです。

2009年2月24日 (火)

人づくりモノづくり

NO-171

話す力 (23)

本音と建前の話 (4)

建前で話す機会を少なくする ②

絶対に、おこなってはいけないことや言ってはならないことに対して、それを許したり、建前だけを言って問題を黙認するようなことは、大変低い思想の人間と言うことになります。

このような場合は、勇気を持って本音を言って、それは、おこなってはいけないとか、言ってはいけません、と言える人が高い思想の持主となって、皆からの信頼や支援を得ることになります。

どうしても建前で話さなければならない場合もありますが、その回数を少なくしていくことが必要です。

オーナー社長の会社では、社長が自分の周りの役員を、身内の人間や、長年の付き合いで信頼できる人やイエスマンで固めます。

その場合、信頼度は高いのですが、能力に欠けたり思想の低い人の比率が高くなります。

そして社長の言うことには、賛成しかねることでも賛成して、本音をだしません。まれに本音を言って社長に諫言すると、社長はその人を排除します。

反対意見や他の意見を述べて、諫言してくれる人こそ貴重な人であるのに、その人を排除するような社長が一番思想の低い人で、そのような会社の将来はないのです。

思想を高めることが大切です。

2009年2月23日 (月)

人づくりモノづくり

NO-170

話す力 (22)

本音と建前の話 (3)

建前で話す機会を少なくする ①

建前というのは表向きのことです。建前で話すということは、自分の本心の中身でなく、表面だけを協調することを言います。
それは自分の信念と異なるのですが、全体や相手の立場を思うと、信念を曲げて協調を考えて話すことになります。

お世辞を言ったり、他人に対して愛想のいい事や、相手を喜ばすようなことを言うのが上手な人がいます。

その場合は建前だけを言って、本音は出しません。そのような人は、裏に回るとお世辞を言ったこと、相手を褒めたこととはまったく逆な本音を言って、相手を非難しています。

度が過ぎると、あの人は建前だけで本音を言わないから、よく注意しないといけない、と陰口をされる場合が出てきます。

本音で話す機会を増やし、建前で話す機会を少なくする努力が必要でしょう。

2009年2月22日 (日)

人づくりモノづくり

NO-160

話す力 (21)

本音と建前の話 (2)

本音は自分の信念で話す ②

社会は複雑ですから、いつも本音で話すことができない場合があります。

悲しいことですが、会社では毎日本音で話すことができず、上司の顔色を見ながら過ごしている人が多く居ます。

居酒屋で自由に話しているときの雰囲気が、職場にあるような会社にしたいものです。本音で話せるような職場は成長しますが、本音で話せない職場は衰退していくものです。

現代のように難しい時代では、本音で話すことができる職場や、グループ作りが必要です。

下部組織の人が本音を話して、上司を査定し評価していくようになています。会社や上司の価値観が不明確である場合では、部下から上司にハッキリと、本音で質問したり要求をしていくことが必要です。

上司に対して、ゴマ擂が生きている職場で、勇気を持って「それは間違っていると思います」と言える人は思想が高い人です。

テレビのドラマの時代劇などでは、上司の不正に立ち向かう人が、苦しい立場に置かれたりしますが、最後は認められるようになっています。

諫言するという言葉は、最近使われませんが、皆が陰で悩んでいる内容を、勇気を持って上司に伝えることが、本音で話すことになるのです。

皆が勇気を持って本音で話し、明るい社会にしたいものです。

2009年2月21日 (土)

人づくりモノづくり

NO-16

話す力 (20)

本音の話と建前の話 (1)

本音は自分の信念で話す ①

本音とは、自分の信念で話すことで、本心から出た言葉になります。

本音で話すと自分たち全員で考えれば不利になったり、相手を傷つけることになったりしても、自分の信念で話すことになりますから、時には勇気が必要になる場合があります。

本音で話して成功する場合と、失敗する場合があります。

本来は本音で話すことが正しいのですが、社会は複雑で、本音を言ってはいけないことも生じます。

高度経済成長時代では、能力主義の時期だったので、トップダウンで上から下に向けた上下組織となっていました。そのため、下部組織の人が本音で話すことは難しいことでした。

会議で本音を発言したために、会議が終わった時に上司から呼び出されて、あのような場で本音を言ってはいけない、と注意されることもありました。

本音で話すのは難しいものです。

2009年2月20日 (金)

人づくりモノづくり

NO-167

話す力 (19)

話し上手と話し下手(6)

話し下手は努力で克服する ②

話し下手な人も、話す機会を増やし努力を積み重ねると、自然に自信がつきます。1年、3年が経過しますと、上手な話ができ、自分から進んで話す機会をつくるようになります。

あんなに話し下手だった人が、、2時間くらいスラスラと話ができるようになります。話し下手な人は、これを相手に是非伝えたい、と言う気持ちを強くもつことが大切です。

私の幼友達の女性で、小学校や中学校当時では、気が弱くて、泣き味噌で、人前で話すなどとてもできない人がいました。

彼女も家庭を持ち子供を持つと、子供を守ろうとする気持ちが強くて、学校での会合でも発言が増え、いつか保護者会の会長をしていると聞きました。

話し下手は、これを伝えたという強い気持ちと、努力が克服させてくれるのです。

2009年2月19日 (木)

人づくりモノづくり

NO-166

話す力 (18)

話し上手と話し下手 (5)

話し下手は努力で克服する ①

私が知っている沢山の社長の中で、かなりの高い率で、話すのが苦手な人がいます。苦手なために話すのを避けてきた人たちです。

実際に話をしている様子を横で聞いてみると、心配ではらはらしたものです。

真面目な人ほど正直に話すことを考えて、聴いている人には感じられない、小さな間違いでも訂正して話し直すために、自分の方から聴いている人に、間違いを知らせるようになってしまいます。

映画やテレビドラマのセリフではないので、小さな間違いでやり直す必要はないと思われます。

小さな間違いは聴く人にとって、そんなに問題でないので、次に進める方が、言い直すよりも聴く人にとって聞きやすいのです。

話すのが苦手な人でも、上達する方法はあります。それは心で話すことです。これを皆にぜひ伝えたい、理解して欲しい、という強い気持ちが高ぶっていけば、話す機会が増加して、苦手意識を上回る使命感が出て上手に話せます。

下手ながら話す機会を増やしていけば、上達するのです、これは能力の所で述べたように、努力をすれば上達するものなのです。

先ず心で話すことを心がけましょう。

2009年2月18日 (水)

人づくりモノづくり

  NO-165

話す力 (17)

話し上手と話し下手 (4

話し上手は全てにバランスが良い

話し上手な条件として、話す内容をよく整理するなどの準備が大切です。私も話す内容をA4版で2,3ページにまとめます。実際に話す時には、原稿をみませんが、まとめたことで、頭に残っています。

態度が良いのも話し上手の条件ですが、聴く人を圧倒する元気なエネルギーをあふれさせることです。

言葉が良いのも発声が良いのも、話し上手な条件です。しかしそれらの基本の逆を使って効果を高めることもあります。

言葉では場所に合わせて、その地方の言葉を使うことも効果を高めますし、発声でも、逆の効果が出る場合もあります。

アメリカの工場にいたときのことです。主任が20名程の部下に朝礼で話していたのですが、声が小さいので、もう少し大きい声で話すように、私が注意したのです。

本人の答えは、小さくて聞き取れない程度の声の方が、皆が真剣に聴くということでした。

話す人が上手に話しても、聴く方の耳に残らないようでは、結果として、上手に話したとはいえません。

2009年2月17日 (火)

人づくりモノづくり

NO-164

話す力 (16)

話し上手と話し下手 (3)

話し上手は、すべてにバランスが良い ③

話し上手な人の言葉が良いということも大切です。言葉が良いというのは、訛りや方言を使わず標準語で話すことになるのですが、方言を使って、成功している人もいます。

私も講義に熱が入ってくると、自然に大阪弁が出てくることもありますが、誠実に感情を交えない配慮も必要です。

一般的には分かりやすい標準語で、必要以上に流行語や専門語、外国語を用いない方が良いでしょう。

発声が良いというのは、人数や部屋の大きさで判断しなければなりません。マイクを使う場合は音量の調整も必要です。

話す人の癖で「エー」とか「アー」など、耳障りな言葉を繰り返すのも聞き苦しいものです。

声は小さい声、大きい声、そして早口や遅すぎるのは、上手な話し方ではありません。聴き手に合わせることが必要です。

日頃声の大きい人が、広くない部屋でマイクを使って話すと、聴き手は喧しくてイライラします。

また語尾は明瞭にすることが大切で、語尾の聞き取りにくい人が結構いるものです。

2009年2月16日 (月)

人づくりモノづくり

NO-163

話す力 (15) 

話し上手と話し下手 (2)

話し上手はすべてにバランスがよい ②

話す態度が良いのも話し上手な要素になります。立って話すのか、座って話すのか、聴く人に熱意が伝わる態度が必要です。

熱意を伝えるには、聴く人が座っていても、立って話す方が効果的でしょう。学校の先生は、立って話している場合が多いですが、私も朝から夕方までの長時間セミナーでも、終始立ったままで話しています。

七十歳を超える年齢では、講義が終わると少し疲れを感じますが、講義中は疲れを感じません。

アメリカで仕事をしていた時、総務部長だった女性は、新入社員の入社教育で話すとき、椅子でなく机に座って話していました。

話す本人も聴く新入社員も、特に問題にしないのは、文化の違いなのでしょうか。

2009年2月15日 (日)

人づくりモノづくり

NO-162

話す力 (14) 

話し上手と話し下手 (1) 

話し上手はすべてにバランスが良い ①

話し上手な人は、要領が良い、態度が良い、言葉が良い、発声が良いのです。

要領が良いと言うのは、話す前に内容を整理して、要点を明確にした時間配分を行うことです。

講義などでは終りに近づくと、時間が不足で、レジュメの項目はたくさん残っているのに、終わりの時間になってしまうことがあります。
この場合、尻切れトンボになって、聴く人には不満が残る場合が多いのです。これは話し上手とは言えません。

何を言わんとしているのか分からないのも、要領が悪いためで、結論を先に述べて、、その結論に至る過程を、豊富な話題で説明することです。

もしも説明が不足しても、結論を先に言ってあるので、時間が不足となっても聴く人の不満は少なくなるのです。

2009年2月14日 (土)

人づくりモノづくり

話す力 (13)      NO-161

話す利点と欠点 (2)  話す欠点

書く場合は、時間をかけて、十分に内容を考えて書きますので、問題が生じることが少ないのです。

しかし、話す場合は、その時々に即興で話す機会が増えますので、どうしても配慮が足りない失言をしてしまいます。

たくさんの人の前で話す場合、話すのが苦手な人は、用意をしてきた原稿を読みますので、失言は少ないようです。

話なれた人は、その時の調子で即興によって、たとえ話をする機会が増えます。その時に配慮が足りない例え話によって、失言が増えてしまいます。調子に乗ってしゃべりすぎない注意が必要です。

人の悪口や欠点は、文章にすることは多くありません。しかし、話しでは、そこに在席していない人の、陰口をたたくことがあります。

「ここだけの話ですが」と言うものほど他に漏れたり、陰口した相手に伝わって、それが原因で人間関係の問題が生じてしまいます。

話す相手によって、話題には十分に注意して、話す必要があります。話す方は正しいことだと思ったり、話す相手は味方だと思って話したことが、場合によっては「勝手なことをしゃべるな」と言うことになり、話した人が悪者になったり、不利な立場になったりします。

現在、政治の世界で麻生総理大臣の発言は、本人は正しいことだと信念を持って、話しても、大半の人が失言だと問題にしています。

失言には注意したいものです。

人づくりモノづくり

話す力 (13)      NO-161

話す利点と欠点 (2)  話す欠点

書く場合は、時間をかけて、十分に内容を考えて書きますので、問題が生じることが少ないのです。

しかし、話す場合は、その時々に即興で話す機会が増えますので、どうしても配慮が足りない失言をしてしまいます。

たくさんの人の前で話す場合、話すのが苦手な人は、用意をしてきた原稿を読みますので、失言は少ないようです。

話なれた人は、その時の調子で即興によって、たとえ話をする機会が増えます。その時に配慮が足りない例え話によって、失言が増えてしまいます。調子に乗ってしゃべりすぎない注意が必要です。

人の悪口や欠点は、文章にすることは多くありません。しかし、話しでは、そこに在席していない人の、陰口をたたくことがあります。

「ここだけの話ですが」と言うものほど他に漏れたり、陰口した相手に伝わって、それが原因で人間関係の問題が生じてしまいます。

話す相手によって、話題には十分に注意して、話す必要があります。話す方は正しいことだと思ったり、話す相手は味方だと思って話したことが、場合によっては「勝手なことをしゃべるな」と言うことになり、話した人が悪者になったり、不利な立場になったりします。

現在、政治の世界で麻生総理大臣の発言は、本人は正しいことだと信念を持って、話しても、大半の人が失言だと問題にしています。

湿原には注意したいものです。

2009年2月13日 (金)

人づくりモノづくり

話す力 (12)  NO-160

話す利点と欠点 (1) 話す利点

話す利点は、多くの情報を伝えられることである。話すことと書くことは、お互いの利点と欠点が相反することが多いのです。

書いたものは残りますので、後で間違っていたと思ったり、反省することがあっても、簡単に取り返しがつかないことが生じます。

話すことも、最近は録画や録音で記録されている場合もありますので、先の失言問題のように話すことも難しくなりましたが、書くこととは重さが異なりますので、話す方がまだ気が楽です。

話すことの最大の利点は、伝える情報量が多くて速いということです。一定時間でたくさんの量を話すことができますので、一時間で話す量と書く量を考えれば、話す量は圧倒的に多くなります。

また話す相手の状況に合わせて、内容を変えたり,縮めたり、延ばしたりすることができます。

書くとなると、そう簡単にいきませんので、話すことの利点は大きいのです。

2009年2月12日 (木)

人づくりモノづくり

話す力 (11)       NO-159

話す機会は多い (11) 講演で話すには立場をわきまえる ③

講演会には、いろいろな立場の人が参加します。どの人にも興味を持続して話すことが必要です。

私は一つのテーマに、三通りくらいの話題を用意します。それを聞いている人の表情をよく見て、今の話題は受けていない、と感じると話題を変えるのです。

難しいのは、中小企業の経営者と大企業の部課長クラスの人が、交じって参加している場合です。中小企業の経営者に受けている話題は、大企業の部課長には幼稚に感じられて、すでに知っていて興味がないという状態になります。

反面、大企業の部課長に受けている話題は、中小企業の経営者には、高度で理論的で具体性のない話に受け取られてしまいます。

お世辞かもしれませんが、私の講演後の感想で多いのは、時間が大変短く感じたとか、全く眠気は感じなかったとか、また聴きたい、といったものです。

話している方も、皆さんの視線がこちらに集中して、笑ったり、頷いたりする
「顔施」の表情で聴いていただいていることが感じられると嬉しいものなのです。

2009年2月11日 (水)

人づくりモノづくり

話す力 (10)  NO-158

話す機会は多い(10)  講演で話すには立場をわきまえよう ②

多数の人の前で話す場合は、テンポを落とすことを話しましたが、私もゆっくり話すことで、大変助かったことがあります。

アメリカの会社で、社長として開業式に英語でスピーチすることになったとき、英語が上手でない私は早く話すことができません。

その時、書いたものを持たないでスピーチしましたから、ゆとりがなくて、話が途切れると頭の中が真っ白になって、次の言葉がでなくなってしまいます。
しかし、ゆっくりと間をおいて、話すことができたので、ゆとりが出て無事にスピーチを終えることができました。

講演するということになると、たくさんの人が聴くことになりますので、話した内容に対して、責任を持たなければなりません。

政治家でも、本心はともかく、うっかりした失言で自分の立場を無くすばかりか、次回の選挙でも、認めていただくことは難しくなります。現在麻生総理大臣の発言は、大きく政治を揺るがしているとおりです。

話した人にとっては、少しの失言内容でも、世の中には個人として、大変問題を感じる人もいますので、発言には注意が必要になります。

最近では、各政党は政治を論じるのでなく、個人の失言を取り上げて、追及することが多くなっているように思います。

このようになれば、話すことは書くことと変わらないほど、重みが出てくるのです。

 

2009年2月10日 (火)

人づくりモノづくり

話す力 (9)   NO-157

話す機会は多い(9) 講演で話すには立場をわきまえよう①

会話や電話と異なり多くの人の前で話す場合には、話し方に違いがあります。最近は若い人でも、人前で話すことになれて、上手になっています。緊張もせず、あがりもしないで平気で堂々としています。

先日アメリカで、初の黒人大統領になったオバマさんの演説は、大変人気があり、演説集はよく売れているようです。

普通の会話と演説での話し方の違いは、演説の場合、ゆっくりと間をとって、聴く人の表情などの、反応を見ながら話すことが大切です。

講演の場合は、長時間になる場合が多いので、間をとってゆっくりと話さなければ、話す方も聴く方も疲れてしまいます。

聴く方は早く話されると聞きとりにくいし、メモを取っている人には、間が欲しいものです。なれない人が、たくさんの人の前で話すと、どうしてもテンポが速くなります。

少しテンポを落とすと、話しやすくなったことに気づくと思います。聴いている人の顔の表情が、見えるようにならなければいけないのです。

話すという話題から少し脱線しますが、スポーツの世界でも、このテンポを落とすとうまくいくことが多くあります。オリンピックの水泳で世界記録を出した北島選手でも、ピッチを落として良かったと言っています。

私の経験でも、競技の後半で疲れてくると、どうしても気持ちが先になって、ピッチが速くなり、結局タイムが悪くなってしまいます。

ゴルフでも同じで、スイングのタイミングが早くなれば、ショットが乱れてきます。そのような場合、少しテンポを落とすと上手くいく場合が多いのです。

講演での話は、テンポを少し落として話してみましょう。

2009年2月 9日 (月)

人づくりモノづくり

話す力 (8)   NO-156

話す機会は多い(8)会合は皆が平等に話す③ 

日曜日の朝はテレビの各局で、政治を中心にした話題で、討論会が行われます。この討論会を楽しく観られるか、どうかを決めるのは、司会者の役割が大きく影響します。

司会者がコメンテーターと一緒になって、議論をしている場合は、司会の役割ができず、皆が勝手に発言して、観ているものには不快感を与えます。

また司会者が、出席者に本音を聞き出そうとして、必要以上に追い詰めた質問を、繰り返すのも、司会者の個性を強調しすぎたエゴを感じます。

司会役のキャスターが、スタッフの女性に発言する機会を与えず、少ない機会でスタッフが話し出すと、横から割って入って話を遮ってしまいます。美人のスタッフは飾りでしかありません。
このような番組は女性スタッフが気の毒で楽しくありません。

上手な司会者は、出席者の一人ひとりに平等に時間を与えて、その時間は他の者は発言を控えて発言者に十分に発言させます。このような番組は観ているいるものに落ち着いてゆったりと観させてくれます。

会合の発言は皆が平等に発言できるようにすることです。

2009年2月 8日 (日)

人づくりモノづくり

話す力 (7)     NO-155

話す機会は多い(7)会合は皆が平等に話そう②

会議時間の効率が問題に上がります。会社によって、発言の時間を定めている場合もあります。その時間になれば、、チャイムを鳴らすこともあります。

会議には時間の制限がありますので、出席者が時間を自由に話すようになれば、会議時間が不足して、結論を出せなくしてしまいます。

テレビ討論などを見ていても、白熱した論戦で、もう少し続けてほしいと思う場合でも、時間の制限には厳しく打ち切られてしまいます。

時間の制約の中で、いかに効果的な発言ができるか、と言うことは会議での発言能力が問われます。

会議に出席する人は、必ず発言することが大切です。いつも発言しない人は、会議に出席する意味がありません。会議に出席した人は、会議予定時間を出席した人員で割った時間が、自分に発言の機会が与えられている、と思うことです。

例えば一時間の会議で十名が出席していれば、一人当たり六分の持ち時間が与えられている、と思って発言を考えるのです。

日頃長く話す人も、割り当てられた時間を心得て、他の出席者に発言の機会を与える心づかいが必要です。議長も割り当てられた時間を告げて、出席者に発言させるべきでしょう。

2009年2月 7日 (土)

人づくりモノづくり

話す力 (6)   NO-154

話す機会は大変多い(6)会合は皆が平等で話そう① 

サークルの会合や仕事の会議などで、話す機会も多くあります。この場合では、司会役とか議長が必要となります。

このような会合では、お互いの利害関係が出てきますので、司会や議長がいなければ、話し合いがまとまらなくなるためです。

個人にとっても、グループや部門にとっても、利害が関係してくると、話す内容や説得力のある話し方に、注意をする必要があります。

自分たちが不利になるような発言をすれば問題が生じますから、発言が慎重になってきます。

自分たちが有利になるような発言をするには、どうしても話す時間が長くなってきます。

あの人の話は長すぎる、という批判も出てきます。

2009年2月 6日 (金)

人づくりモノづくり

話す力 (5)    NO-153

話す機会は大変多い(5) 電話で話す効果をだそう③

会話と言うものは、相手の顔や目を見て話すものです。相手の表情で話し方も話す内容も変わってきますが、電話では声の状態でしか、相手の様子は分かりません。

私などは相手の顔をみなければ、うまく話せないタイプですから、電話は苦手です。最近ではパソコンのeメールでもチャットのように、話しの受け答えができるものもありますので、電話嫌いの私も、少し救われる思いです。

携帯電話の機能も会話するだけでなく、多機能になってきました。音楽や写真、そしてゲームなど多機能になって、電話という名称がふさわしくなくなってきました。

その分、会話が少なくなって、でんわでの会話の形態も変わってきます。電話機本来の
会話を重要視した、年寄りでも容易に使えるものもありますが、さらに改善が必要です。

いずれの場合も、電話での話す効果を高めたいものです。

2009年2月 5日 (木)

人づくりモノづくり

話す力 (4)   NO-152

話す機会は大変多い(4)電話で話す効果をだそう②

長電話で電話代が高額になることを昨日述べました。

自分で支払能力のない学生などの親は、電話代に頭を痛めることになります。

電話で遠方の相手と話すには、交通費を考慮すれば少し長電話になっても、安いという考えで話しているようです。

携帯電話を取り上げられると、生きていけないという人まで出て、携帯電は生活の重要な部分を占めるようになっています。

会社では、電話代という経費の節約もしなければなりません。不景気になって経費の節約は、大切な条件でしょう。

海外に子会社や関連会社持つ会社が増加して、海外通話が必要になりました。この場合の電話料金は高いので、さすがに会話時間は短くなり、用件だけを話すことになります。
それでも製品の技術的な仕様書の確認などは、かなり長時間になり、会話の方法も効率的にしなければなりません。

通話記録により、どの部門がどれだけ使用したのか、を管理するようになったり、砂時計を配置して、通話者に時間の意識を高める努力をさせている会社もあります。

海外では時差の関係で、アメリカなどに電話するときは、お互いに夜と朝が入れ替わることもあります。

早朝に出勤したり、残業で遅くなってから話しますので、電話以外の経費もかかってくることになり、効率的な会話も要求されます。

2009年2月 4日 (水)

人づくりモノづくり

話す力 (3)   NO-151

話す機会は大変多い (3) 電話で話す効果を出そう ①

電話での会話も機会が増加しています。特に携帯電話が普及してから、電話での会話は多くなりました。

以前は電話と言うものは、用件を伝えることが目的であったのですが、最近では話している内容は、要件を伝えるという目的が薄れているように思われます。

日頃お互いが顔を合わせておしゃべりをしているのと同じ内容で長々とおしゃべりしています。

急ぎもしないし、重要とは思えないような内容を、長々と話すために、一時間も二時間も話し込んでしまう場合もあります。

電話会社の競争も手伝って、電話代が安くなりました。それでも長電話をたびたびすれば、携帯電話の場合、毎月の電話代が一万円や二万では済まず、数万円も支払う人があるようです。

電話で話す効果を高めようという、今回のテーマとは逆に、話す力が家庭の経済までも脅かすようでは困ったものです。

2009年2月 3日 (火)

人づくりモノづくり

話す力 (2)   NO-150

話す機会は大変多い(2) 良い会話をしよう ②

久しぶりに会った友人との会話は楽しいものです。

居酒屋などで生ビールと、おいしい食べ物を前にして話しこむと、次から次に話題が出てきて、長時間途切れることもなく楽しく話し込むことができます。

そのような会話は大変楽しいもので、話題はお互いに知りたい情報や、興味がある内容になっているものです。

楽しくない会話もあります。

自慢話であったり、相手の不利益になることや、聞きたくない話になれば、会話は自然と途切れたり、暗い雰囲気になります。

多人数の場合は、同席者がその場の雰囲気に気配りをして、楽しい話題に変える努力が必要です。

聴く力によって思想を高めた人が、そのような暗い雰囲気や話題に、気配りが出来るようになるものです。

思想が高い人の集まりでの話題は、レベルの高いものになり、お互いが更に成長することになります。

反対に、思想の低い人たちの集まりの話題は、レベルの低いものになり、成長するどころか、人間としての品格を、落とすことになってしまう場合もあります。

2009年2月 2日 (月)

人づくりモノづくり

話す力  (1)       NO-149

話す機会は大変多い (1) 楽しい会話をしよう ①

聴く力を44回に亘って書いてきました。出会いがあって相手の話を聴くことによって、思想を高め、人間としてのレベルを高めていきます。

今まで聴くことでたくさん学んだので、今度は自分が話す立場になってみましょう。聴くことは入力ですが、話すことは出力になり、人のために役立つことになります。

最初は会話です。会話は話す人と聴く人が対等な立場で行うことができます。

人間は朝起きてから夜寝るまでの間に、たくさん話す機会があります。その話す内容の大半は会話です。

二人での会話や二人以上での会話があり、この会話が楽しい会話とあまり楽しくない会話があります。

楽しい会話は、お互いが知りたい事や、興味があることなど共通の目的がある場合は、楽しい会話になります。

しかし、会話の対象者の少数の人にしか、楽しみがない場合には、その会話は長く続きません。

会話の対象者がすべて楽しい場合には、いつの間にか長時間になって、夢中で話し込むことになります。

会話はこのような楽しいものにしたいものです。

2009年2月 1日 (日)

人づくりモノづくり

聴く力   (44)        NO-148 

聴き上手が思想を高める (7)

二人の若い女性が、別々の国に海外旅行をして帰国してから、お互いの土産話をすることになりました。

この土産話が楽しいものになるか、自慢話になって、楽しくない会話になるかは、聴く人の聴き方によって決まります。

片方が「聞き上手」になって相手の話を聴いてやれば、話す方はたくさんの話をすることができます。

しかし一人が一つの話題を話すと、片方の人が、私の方はこのようだった、と相手に負けないように話し出すと討論会のようになってしまって、楽しくない会話になってしまいます。

一方の話を残らず聞いてあげて、自分の知らない外国の話を興味深く聴いて、楽しい旅行でよかったね、と喜んであげることです。

友達はすべて話終えると、今度はあなたの土産話をきかせてね、ということになると楽しい会話になります。

お互いが「聞き上手」になって、相手の話を聞くことが大切です。

世の中で成功してきた人の多くは、「聞き上手」の人です。聴くことによって思想を高め、人間として大きく成長した後に、、人に話せるようになるのです。  

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