人づくりモノづくり
整理で始末する (2) NO-088
整理とは ① 「いらないものを取り除く」
整理について説明してみましょう。整理にはたくさんの定義がありますが、仕事や日常生活では、「いらないものを取り除く」という定義を用いるのが的確であると思います。
汚い職場や家庭では、いらないものがたくさんあるものです。よく整理されているな、と思われる場合には、いらないものがすべて取り除かれて、、周囲には何もない場合が多いのです。
温泉旅行に行って、和室の部屋に通された場合を考えてみましょう。目につくのは、掛け軸と生け花、貴重品入れの手金庫、そして座敷机と座椅子程度、しか目に留りません。すなわち、いらないものはすべて取り除かれた状態で、これが整理された姿です。浴衣やタオルはクロゼット中にしまわれています。それが座敷に出ていると、見苦しい感じがします。反面、工場や家庭の居間では、いらないと思われるものがたくさんあります。
会社に来客があり、応接室に案内した場合を考えてみましょう。一般的にはお茶を出して一服していただきます。どの会社も総務部門の事務員や要務員がお茶を出します。お茶を出すところまでは、各社は差がありませんが、始末という整理ができている会社と出来ていない会社の差は、この後に生じます。
問題は、飲み終わった茶碗をいつ下げるか、というのが難しいのです。飲み終わった茶碗は、いらないものですから、取り除かれなければなりません。しかしいつまでも引き下げに来ないところがあります。
来客はテーブルに書類を広げたりするので、テーブルのスペースを広くして欲しい、お茶の残りをこぼしたりして、書類を汚してはいけないので、早く茶碗を引いてほしいと思っているのです。
タイミングよく茶碗を引き下げる事務員は、始末、整理ができる人なのです。


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